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WindowsでTeXを使おう!!

はじめに

TexよりもMicorsotf office のソフトの一つであるWordの方が使いやすい!とよく聞くのですが、数式を挿入する、プログラムを差し込むなどの文章、レポートを書く際は実際TeXの方がなんだかんだで楽だと思ってたり思ってなかったりするので、芝浦工業大学の学生内でのTeXの利用者が増えてもらえるように(卒論はTeX推奨だったはず)TeXの簡単な利用ガイドでも書いていこうと思います。

ちなみに、OSはWindows10を想定しています。Windowsは結構無理やりインストールしてるとか聞いたことがあるので、色々パソコンによっては不具合があるとは思いますが、そこらへんは周りのパソコンが得意なお友達に助けてもらいましょう。

なんでTeXを使うのか

正直TeXを使う理由は何かと問われたら何と言えるほど詳しくはないです。ですが、実際にTeXを扱うと、ソースコード的な感覚で色々と書くことができ、Wordのような見た目が思うようにいかないなどの場面が書いている最中には起こりにくいなどの点が挙げられます。また、TeXでレポートを書くと、先生からの印象がよくなったり、さらに内容も大したものを書かなくてもWordよりもそれっぽくなったりします。

ちなみに、ソースコードなどは外部ファイルから読み込むことができるので、その点に関しては確実にWordより便利だったりします。いい気になってレポートにプログラムのソースコードを貼っておくだけでも枚数稼ぎやレポートとしての完成度を高める要因の1つになりえるはずです。

しかし、このようなメリットはあるのですが、一方で大量のデメリットもあります。

  1. インストールが面倒、よくわからない
  2. プリアンブルって何?どうしたらいいの?
  3. 数式の書き方(シグマとか覚えてない)をいちいち調べるのが面倒

このようなデメリットは結局やらない言い訳です。ですが、少なくともこのブログを見ているあなたはTeXに興味があるはずなので、ここではできる限り気軽にTeXを始められるように紹介をしていこうと思います。正直そんなに難しくないです。

TeXのインストール

TeXを始めるうえでの第一関門であるインストールです。そもそもTeXはWindowsで動かす想定でなかったのか、インストールがLinuxみたいなめんどくささです。パスを通すとか正直面倒です(最近は結構自動でやってくれるから)。

そんなあなたにお勧めしたいインストーラーとして、TeXインストーラー3を推薦します。このインストーラーは東京大学大学院数理科学研究科の准教授である阿部紀之氏のページのリンクです。「角藤さんによるW32TeXを含むWindows用日本語TeXのインストーラです.「誰にでもインストールできるTeX」を目指しています.」というような記載があるので阿部氏が作ったものなのかは不明ですが、とりあえずこれの最新版をDLしましょう。リンクの一番下にDLリンクがあります。以外に気づきにくいので注意しましょう。

DLしたら、解凍して、中にあるインストール用exeファイルを起動します。変更の許可を求められたら「はい」を選択しましょう。(管理者権限が必要です。)

特にPCのこだわりがない人でない限り、なにも触らないでインストーラーの指示に従ってインストールしてください。非常に雑な説明ですがインストールは終わりです。これ以上説明するようなことはないです。インストーラーの指示に従いましょう。

TeXWorksの日本語化設定

このインストーラーではTeXの編集を楽にするためのソフトウェアである「TeXWorks」が一緒にインストールされます。初期設定のままインストールした人は「C:\w32tex\share\texworks」にtexworks.exeがあるはずです。検索の中にtexworksと入力→エンターでも実行されると思います。

実行されたら上部のバーの「編集」をクリックし、中にある「設定」をクリックします。ここの「日本語環境用の設定」の指示に従って設定を行います(エンコーディングの設定までやる必要はない)。これにてTeXWorksの設定も終了です。ここまでくればあとはTeXを書くだけです。

実際に書く

ここからは実際に書いていく作業です。「TeXテンプレ」とググって出てきたものを使用してもいいのですが、それすら面倒という人には芝浦工業大学数理科学研究会の制作物の一番下にある「テンプレート・スタイルファイル等」というとことにある、ファイルがおすすめです。

基本的には拡張子が.styのファイルは必須で、のこりは上4つの「TeXテンプレ~」の中で目的の物を1つ選びます。それらを1つのフォルダに入れて、TeXWorksにTeXファイルをドラッグアンドドロップをする(または先ほどのパスの実行ファイルを実行先として指定する)とTeXWorksが起動します。この時、画面の左半分に来るのですが、基本的にはそのまま触らないでください。

実はこのサンプルは、芝浦内PCでは問題なくコンパイルできるのですが、この方法でのコンパイルではエラーが発生します。パッケージを入れたら問題ないのですが、パッケージを追加しない場合は4行目から7行目までをコメントアウトしておいてください。

コンパイルに関しては「Ctrl + T」でコンパイルされ、画面左側にプレビュー用のPDFが表示されます。この時、同時に大量のわけわからないファイルが生成されますが、消す必要はありません。コマンドプロンプトで行う(数理科学科の授業内で教わる方法)よりも1万倍楽なので、こまめにコンパイルを行い、エラーが出ないか確認しましょう。エラーが出たら、どの部分がエラーを吐いているのか、コメントアウトや切り取りなどをうまく利用して場所を特定しましょう。

これで今日からあなたもTeXの使い手ですね!!!!

プログラムを挿入する

ここからはこのテンプレに色々を追加していく話です。基本的にはTeXを言うものは自分のテンプレを作っていってより自分が便利になるようにしていくというようなものです。本気をだせばあの東大に入れる塾として有名な鉄力会の英単語帳である鉄壁が作れるそうなので、頑張ってください。

例としてプログラムの入れ方についてでも書こうと思ったのですが、ここに載っていました。ここにファイルを読み込む方法まで書いてあったので、それらを参考にしてみてください。

おわりに

今回は文字だけで超絶簡易的(雑)に説明をしましたが、結構TeXを卒論使うという話は文系理系問わず聞くので、この機会に自分のPCでTeXを始めましょう!

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