VR作業環境はなかなかいけるぞ
まえがき
大学生の皆さんはもう春休みに入っていると思います.楽しんでますか?私は,研究室の用事で忙しくしています.どうもウグイスです.
実は私もう4年生でして,大学を卒業してしまいます.卒業までに今まで書けなかったブログネタとかも消化していこうかと思ってます.
まあ,院に行くのでサークルにも所属はし続ける予定ではありますが…
さて今回はVR作業環境をセットアップしたのでそれについて書いていこうかと思います.
半信半疑ではあったんですが,試してみたら実用ベースだなと感じました.このブログもVR作業環境にて書いております.特に不便は感じません.むしろやりやすいです.では本題に入っていきましょう
動機
皆さんはVisorというVR機器をご存じでしょうか.
immersedという企業が2024年に発売予定のVR機器です.これはimmersedが開発しているimmersedアプリに最適化された,PC作業に特化したVR機器です.形はサングラスというかまあバイザーですね.
特徴としてはまずHMD型のVR機器が多い中で眼鏡型であるという点,非常に高画質であるという点,軽量であるという点などがあげられます.
これらの特徴からPC作業の効率を大幅に上げてくれるという効果が期待できると思います.
私はまだ怖いので予約はしていないのですが,非常に気になっています.
ですが,私は最後にVRを買ったのが大学1年の頃に買ったVIVE Cosmosが最後です.これはこれでVRゲームを遊んでそれなりに楽しんだのですが,PC作業をするとかになると微妙な画質だと感じてました.
Apple Vision proとかVisorとかの片目4Kには負けますが,quest3やpico4とかでもかなり画質が上がっているみたいという情報を得ました.
となるとVisorを買うかはさておいて,一度VRでPCの作業をするという体験をしておきたいと考えていました.
PICO4のセール
そんな折,新生活セールということでPICO4がセールされて4万円になっていました.これは買うしかないとなって購入いたしました.
めちゃくちゃ売れてますよね.アマゾン売り切れ,秋葉原も売り切れてました.結局有楽町のビッカメで購入いたしました.
正直quest3が7.5万円くらいして正直お試しするには少々高いなと思っていたのでセールの情報を知ってすぐに購入することを決めました.
PICO4の感想
試しに使ってみた感想としてはかなり画質がきれいですね.正直おどろきました.昔使ってたヘッドセットはやっぱりちょっとドット感が強かった記憶があるのですがかなり改善しているように感じます.
これが4万はかなり安いと感じました.まだ試してないですが,昔買ったsteamのVRゲームをこれで遊んでみたいなと感じました.
一応カラーパススルーには対応しているのですが,正直微妙です.まあ下馬評の時点で期待はしてなかったのですが,画質は悪いです.細かい文字とかは見えないです.まあどこに何があるかはわかるのでゲーム用途でつけたまま周りが見える程度の機能だと考えた方がいいでしょう.XRとかの用途には使えないと思いました.
VR作業環境
作業環境としては先ほども上げた,immersedアプリを使います.これはパソコンとネットワーク経由またはwifi経由で接続することで画面のミラーリング,仮想画面の配置(無料で3枚,有料で5枚)を行うことができるアプリケーションです.また複数人でのワーキングスペースとか,仮想webカメラとかいろいろ機能はあります.
現状VRでパソコン作業をしたいなら,このアプリが一番いいと思います.
使い方は簡単で,VRゴーグルの方にアプリを入れて,パソコンの方にもアプリを入れれば使えます.接続自体はめちゃくちゃ簡単なので説明とかはしません.というかこのブログは感想ブログなので解説とかはありません.
試しに論文執筆をこれでやってみましたが特に問題はありません.
ちなみに毎日使ってると勝手にプロアカウントになるので5枚のウィンドウを同時に表示できるようになります.正直助かります.
PICO4の改造
さて3日ほど使ったところ,まあ1時間位なら気にならないのですが,顔面に顔当てが当たるのが気になりました.あまり重量感は気にならなかったのですが,顔面への圧迫感だけは改善が必要と感じました.
幸い,quest3程多くはありませんがサードパーティ製のアクセサリはいくつか売られていたのでそれを購入して使いやすくしようと考えました.やはり毎日使うものはこだわりたい性分なので.
とりあえず購入したのは3つです.
まずヘッドストラップとフェイスカバーです.これは装着感の向上のために購入しました.PICO4はデフォルトでは目の周りと,頭の後ろでクリップする感じで止めるようになっています.これに変えるとおでこと頭の後ろで固定するようになります.その結果,顔への負担が減り不快感が軽減されるというものです.
キャリングケースですが,これは持ち運び用に購入いたしました.家だけではなく研究室や出先での作業にも使えるようにするために購入しました.PICO4本体にはキャリングケースはついていないので必須です.まあでかめのを買いましたが,正直どれでもいいんじゃないですかね.知らんけど.ちなみにヘッドストラップと干渉したので持ち運ぶときは外して入れてます地味に面倒です.でもこれ以上大きいケースはなかったと思うので我慢です.
グリップベルトは作業効率アップのために購入しました.PICO4はハンドトラッキングに対応していないため.immersedでモニタの数を増やしたり,位置を変えたりする場合,キーボードマウスから手を離してコントローラで作業する必要があります.これが意外と面倒くさい.そのため,握っていなくても手にコントローラを固定できるようにするものが欲しかったです.
XrealAirとの比較
以前のブログで書いたと思いますが,XrealAirを使ってnebulaを使って仮想ディスプレイ環境で作業をしていました.
これもまあ空中にディスプレイを表示できるのですがその二つを比べてどう違うのかを見ていこうかと思います.
XrealAirのいいところ
付け心地ですね.やはり軽くて薄い,眼鏡型なのでつけてる感じが軽いです.5時間くらいなら余裕でつけられます.
流石にゴーグルをそんなに長時間つけるとなると厳しいものがあります.
PICO4のいいところ
作業環境の心地よさですね.モニターを自由にカスタマイズできる点.個別に場所をいじったり,解像度を変えたりできるのは強すぎます.
そして何よりでかいのは,作業したいPCのスペックはそこまで必要ない点です.端的に言うと複数のモニターの表示ができる程度のスペックがあれば問題なく使えます.これはXrealAirでは無理な芸当です.XrealAirは母艦マシンのグラフィックリソースをバカ食いします.めちゃくちゃ重いです.私はonexflyを使っているのですが,内臓グラフィックの780Mでかなりぎりぎりで使用感として微妙なのです.
しかし,PICO4では母艦マシンの負担はあまり大きくありません.描写の負担を一部PICO4で代替しているためだと考えられます.
これが最大のメリットです.ほぼすべてのマシンで使うことができるという点は非常に大きいです.この1点だけでも価値があります.ゲーミングノートじゃなくてもいいのは非常に大きいです.
今後について
これ以上に画質が良くて,カラーパススルーもよりきれいなVisorへの期待が高まりました.正直カタログスペック通りならめちゃくちゃいいですよね.もうちょいデモ機とかがでて世間の評価が決まったあたりで予約するのはありだなと感じました.
しばらくはこの環境をメインにしてやっていこうと思ってます.ゲームとかもできるのかとかいろいろ気になるので,どんどん活用する方向性で考えています.
あとがき
今回は,PICO4を購入してimmersedでVR作業環境を構築した感想を書いていきました.こればっかりは実際に触ってみないとなかなか伝わらないと思いますが,個人の感想としては割とありという結論になりました.
値引きされたPICO4ですら4万円するので決して安い買い物ではないですが,まあ値段以上の価値があったと思います.
では今回のブログはここまでです.次はまだできてないですが,RyzenAIのブログが書ければいいかなと思ってます.
ではご精読ありがとうございました.
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