必携ノートPCの推奨スペックに載ってるPCってどんなPC??【数理科学科版】
はじめに
今まで「芝浦工業大学はPCいりません!!!大学にあるので!!!」とかほざいていたんですが、オンライン授業があったせいか、2021年度必携ノートPCの推奨スペックについてというページができていて、学科ごとに推奨スペックを出していたので、自分の学科の物を確認して、具体的にどの程度の金額なのかなーというのを見ていこうと思います。ちらっと確認したところ、基本的には差がないようだったので、他学科、他学部でも参考になると思います。
とりあえずパソコンの具体的なものだけ知りたい人はこちら
インターネット環境に関してもちょっと読みたい人はこちら
推奨スペック
早速ですが、推奨スペックについてです。内容はここから引用させてもらいます。
- 形状:ノート型でキーボードを備え,持ち運び可能なもの。クラムシェル型。※1
- OS:Windows 10
- CPU:Intel Core i5,AMD Ryzen 5 以上または相当品
- RAM(メモリ):16GB 以上
- ストレージ:256GB 以上(SSD 推奨)
- 無線 LAN:IEEE 802.11 ac/a/b/g 対応。Wifi 6 (IEEE 802.11ax) 推奨。
- ディスプレイサイズ:12 インチ以上
- 重量 :持ち運びに困らない重さ(概ね 1.5kg 以下推奨)
- 入出力インターフェース:USB(Type-A or C),イヤホンジャック
- その他周辺機器:カメラ・マイク(ノート PC に内蔵で構わない) ,ヘッドセットまた はマイク付きイヤホン(USB 接続型を推奨)
- ソフトウエア:Microsoft Office,Adobe 製品(Illustrator, Photoshop 等),セキュリテ ィソフトは大学が包括契約しているので購入不要
- 自宅におけるインターネット接続環境:なるべく安定していることが望ましい
というような感じです。
スペックに関しての簡易解説
OS
最近、Chrome OSというPCが安く売ってるんですが、普通にLinuxの改造OSなので特別優れてるとかそういうのは特にないと思いますし、Linuxなので、芝浦工業大学では非常に使いにくいと思うので、普通にWindowsのPCを買いましょう。MacBookを買うのであれば、とりあえずIntelのCPUが入っているものを買わないとWindowsが動かない→芝浦工業大学では(以下略)ということで最新の物が変えない上に高いのでおすすめはしません。
CPU
現在2年生終了の時点で大学の関連で使用したものとしては、LaTeX、C言語(Visual StudioまたはGCC)、MATLAB、MicroOffice(Word、Excel、PowerPoint)、ブラウザ(履修登録でInternetExplorer←できれば使いたくない、その他のScomb(大学のポータルサイト)等利用でChrome、Edge、Firefoxなど)程度です。
あまりサクサクである必要がない、自分は我慢強いという人はCore i3でも大丈夫だと思います。
ちなみに、CPUには世代があるのですが、現在主に売られているのは第10世代と第11世代です。基本的には世代が新しいほうが良いので、値段との兼ね合いで選びましょう。しかし、第9世代や第8世代の物もたまに混じっていることがあるので、Core i5とだけしか表記のないものには注意しましょう。
基本的にはCore i5-10300Hなどのように後ろに文字がついているので、それをもとに検索などをして世代やスペックを調べてみてください。
また、Core i7, Core i9などのハイエンドCPUはノートパソコンに載せるには爆熱過ぎて冷やしきれずに最大限の力が発揮できない+壊れやすい可能性があるのでノートパソコンではあまりおすすめできないです。
Core i5の当時の最新であった(と思う)、第8世代のノートPCを使っていますが、そのレベルですらファンが常にうるさい割にはCPU温度は結構高いです。酷いときは平気で100℃になったりしていたこともあります。Core i7などはそれ以上の熱を出すので注意しましょう。
メモリ(RAM)
メモリは16GBを推奨とのことでしたが、仮想メモリというシステムがあるので、個人的には8GBでも困ることはないです(あるに越したことはないけど)。特に数理科学科は大したことをパソコンでしないので、そもそもスペックなんてほんとにプログラムをガチでやるような一部の人だけでいいですし、それならむしろデスクトップ買ったほうがいいです。ということで、16GB推奨でしたが、8GBでも十分なのではと思います。あくまで推奨なので。
ちなみに、メモリにはMHz単位の物が説明についていることがありますが、そこに関してはRyzenの世代によってはある程度気にしたほうが良いなどありますが、基本的にはDDR4という規格のものであれば何も気にすることはないです。ちなみに、今現在DDR4以外のPCは中古くらいなので気にしなくていいと思います。
ストレージ
今の時代、ノートパソコンのメインストレージにHDDは基本ありえないです。たまに、両方載っていることがあるんですが、そもそもHDDは衝撃に弱いのであまり持ち運びするには向いてないです。なのでSSD単体をおすすめします。
ちなみに、芝浦工業大学ではGoogleアカウントが配布されますが、そのアカウントで使うことのできるGoogleDriveの容量は現在無制限です(今後最大2TBか5TBまで下がるかもしれないけど)なので、GoogleFileStreamというものを使うことで、実質オンライン上の外部ストレージとして非常に便利に使用できるので、そういったものを活用すれば困らないと思います。
無線LAN
無線LANに関してはCat6と今どき普通に使われてるはずなのであまり気にしないでいいと思います。
ディスプレイ、重量
普通にこれは好みです。大きいのがいいのか、持ち運びを考えて小さくて軽いほうがいいのか、後は値段との兼ね合いです。
入出力インターフェース
USB3.0がついている(青いUSB)というのはいい面と悪い面があるらしいので、両方ついているものがいいかなと思います。Type-Cに関しては変換しないと通常利用できないのでなくても困らないんじゃないかなと思います。
その他周辺機器
イヤホン、ヘッドセット等は完全にオンライン授業を想定しているので、オンライン授業になりそうなときに買えばいいのかなと思います。おすすめは安いやつです。授業如きで音質にこだわっても意味がないですし、それこそマイク音質もいらないですし、他にお金使う方が’有意義です。
ソフトウエア
大学からDLできるものは最大限活用しましょう。特に、MicroOfficeに関しては家電量販店などで「学校のはライセンスだから卒業すると使えなくなるし買っといたほうが楽だよ」という風に実際に言われたのですが、冷静に考えて卒業してから使うかすらわからないので、もし卒業して使うのであれば買えばいいんじゃないでしょうか。個人的にはTeXの方がWordより使いやすいので、パワポとExcelがあればいいですし、Googleの物でも十分使えるので正直いらないかなと思ったりしてます。会社に入って必要だったら、それがインストールされてるPC渡されるでしょうし、自分のパソコンでやらないといけないのであれば、会社の経費で落ちると思うので。
自宅におけるインターネット接続環境
圧倒的に有線接続にするのがおすすめです。契約プロバイダに関しては詳しくないので、他で調べてください。
有線接続に関しては以下の組み合わせを購入すればできます。
- Anker アルミニウムユニボディハブ LANアダプター USB 3.0 RJ45 ギガビットイーサネットアダプタ 10/100/1000 Mbps
- エレコム LANケーブル 7m 爪折れ防止コネクタ CAT6準拠 ブルー LD-GPN/BU7
基本的にはこれでいいのですが、もし、USB Type-Cがパソコンにあるのであれば
- Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ【最大5Gbpsの転送スピード】 iPad Pro (2018, 11インチ) / MacBook / MacBook Air (2018)、Galaxy S9 / S9+ 他対応 (グレー)
- Anker USB-C & USB-A 3.0 変換ケーブル【最大5Gbpsの転送スピード】MacBook / MacBook Air (2018)、Galaxy S10 / S9、Xperia XZ1 他対応
のどちらかを購入してこれを経由で有線にするといいと思います。
まとめ
正直Croe i5と16GBのメモリは少し値段が高くついて10万以上はしそうな感じがするので、すぐにお金を捻出できないというような場合は、最新のCore i3のパソコンであれば数世代前のCore i5相当のスペックになる(多分)ですし、処理速度が多少なりとも遅いというような程度なのでそこもお金との兼ね合いでいいと思います。ただ、できる限りメモリー(RAM)は妥協しないほうがいいと思います。あとSSD大事。SATA接続でオッケーです。
PCメーカーについて
以下で紹介するパソコンのメーカーなどに関して簡単に紹介します。
Dell
まずはDellです。自分はInspironというノートパソコンを使っていますが、困ったことはありません。ちなみに、非常に負荷をかけるようなことを定期的にやっていたら、1年たたずにマザーボードを破壊して、交換をするということが2度ほどありました。また原因は不明ですが、ディスプレイの調子も悪く交換しました。が、全部タダです。ちゃんと保険には入りましょう。値段は安いほうだと思います。
HP
ヒューレットパッカードです。ここも結構安い値段でPCが買えるイメージが強いです。が、買ったことがないのでよくわかりません。いろんなモデルで色が選べるイメージ….
ドスパラ
ゲーミングパソコンのガレリアで有名なBTOショップです。Palitという安めのGPUのメーカーのGPUを専属販売してるのでGPUはここが強いのかな?という関係ない話を挟みましたが、ノートパソコンも売ってます。が、詳しくは知りません。
ツクモ
こちらも有名なBTOショップです。秋葉原ではなかなかの存在感のあるショップだと思います。とりあえず有名です。
マウス
G-TuneというゲーミングPCや乃木坂のCMでおなじみのBTOショップです。マツコ・デラックスもCM出てた気がします。ゲーミングパソコンは知り合いでここの物を使っている人がいますが、結構いいらしいです。
その他、Panasonicやら富士通やらありますが、気になるのであれば各自調べてみてください。ただ、生協のPCだけは高いのでお勧めしません。Core i7モデルだったら基本爆熱です。ノートなので多少おとなしいかもしれませんが。
具体的なPCについて
ということで以上を踏まえたうえでいろんなメーカーやらBTOやらを見ながらどの程度の値段かを確認していこうと思います。
Inspiron 15 3000 (3593) プレミアム(光学ドライブ無・WXGA・SSD搭載)
まずは、Dellです。Dellのパソコンは基本の構成ではCore i5で16GB以上のPCはありません。基本の構成でスペックは以下の通りです。
- 値段 : 65,980円 (標準価格 71,980円)
- 第10世代 インテル® Core™ i5-1035G1 プロセッサー (6MB キャッシュ, 最大 3.6 GHz まで可能)
- Windows 10 Home (64ビット) 日本語
- インテル® UHD グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き
- 8GB, 1x8GB, DDR4, 2666MHz
- 256GB M.2 PCIe NVMe SSD
- SDカード リーダー, USB 2.0, USB3.1 Type-C(データ転送専用), HDMI 1.4b, LANポート, USB 3.1 Gen 1 x 2, ヘッドフォン/マイクロフォン オーディオ ジャック
というような構成です。このモデルは色が青と白の2種類があるようですが、メモリの増設をすることができません。CPUも第10世代であるからか、DellのCore i5モデルの中では最安でした。学割も効くのでもっと安く変えるのかな??
Dell G5 15 (5500) プレミアム(120Hz・GTX1650Ti搭載)
このモデルは先ほどの物と異なっていて、Intelグラフィックではなく、NVIDIAのGeForceというGPUが載っているのでゲームもまあできます。ディスプレイもフレームレート120FPS最大で出るものです。が、そもそもノートパソコンでゲームをやるのは無理がある、このスペックで120FPSでるゲームはマイクラレベルの物なので、FPSを本気でやりたい人はおとなしくデスクトップを買ったほうがいいと思います。このモデルもメモリの増設ができなかったので、より一層ゲームは厳しいかなと思いました。基本の構成でスペックは以下の通りです。
- 値段 : 100,980円(標準価格139,980円)
-
第10世代 インテル® Core™ i5-10300H (8MB キャッシュ, 最大 4.5 GHz まで可能, 4 コア)
- Windows 10 Home (64ビット) 日本語
- NVIDIA® GeForce® GTX 1650 Ti 4GB GDDR6
- 8GB DDR4-2933MHz, 2x4GB
- 512GB M.2 PCIe NVMe SSD
- SDカード, ヘッドセット, USB 2.0 x 2, ウェッジ ロック スロット, mini DP, HDMI 2.0, SuperSpeed USB 3.2 Gen1, RJ45 イーサネット, Thunderbolt 3, USB 3.2 Gen2 Type-C DisplayPort兼用
New Inspiron 13 7000 (7300) プレミアム(大容量SSD搭載)
もう少し保存容量が欲しいという人向けです。他はあまり変わらないので正直Dellなら最初の物でいいと思います。基本の構成でスペックは以下の通りです。
- 値段 : 111,980円(標準価格116,980円)
- 第11世代 インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 4.2 GHzまで可能)
- Windows 10 Home (64ビット) 日本語
- インテル® Iris® Xe グラフィックス 共有 グラフィックス メモリー 付き
- 8GB, オンボード, LPDDR4x, 4267MHz
- 512GB M.2 PCIe NVMe SSD
- Micro SDカード リーダー, ヘッドホン/マイクロフォン ジャック, USB 3.2 Gen1 Type-A, HDMI 2.0, .USB 3.2 Gen1 Type-A, Thunderbolt™ 4
【快適パソコンライフ!】HP ENVY 13-ba1000 スタンダードプラスモデルG2 持ち運びと快適作業を両立させたクリエイティブパソコン!キャンペーン
HPのサイトは個人的な感想ですが、操作性が悪いのでこれだけにします。Dellとは違い、推奨以上のスペックのパソコンがありました。HPのパソコンであればこれでいいんじゃないですかね(適当)
- 値段 : ¥95,000 (税込 ¥104,500 )
- インテル Core i5-1135G7 プロセッサー (4.20/8)
- Windows 10 Pro (64bit)
- インテル Iris Xe グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
- 16GB オンボード
- 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
THIRDWAVE DX-C5 – THIRDWAVE DX-C5 Minecraft Starter Collection同梱版
ドスパラのパソコンです。BTOなだけあってカスタマイズが非常に多いので、推奨スペックにカスタマイズしたものの値段とスペックを載せます。
カスタマイズは、メモリを8GB→16GB、KINGSOFT WPS Office 2→Officeなしだけ変更してます。
- 値段 : 63,480円(+税)
- インテル Core i5-10210U (1.60GHz-4.20GHz/4コア/8スレッド)
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル UHDグラフィックス(CPU内蔵)
- 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
- 256GB NVMe SSD (M.2, 読込速度 3000MB/s, 書込速度 1000MB/s)
SSDは256GB→512GBに変更しても4,300円(+税)程度の追加で済むので、変更してもいいかもしれません。値段も上の物と比較しても安めだと思います。
eX.computer note N1422Kシリーズ N1422K-500/T
次はツクモのパソコンです。BTOショップではあるのですが、ノートパソコンはカスタマイズできなさそうです。スペックは以下の通りです。
- 値段 : 税込
¥102,080→ 特価 ¥93,280 - インテル® Core™ i5-10210U プロセッサー
- Windows 10 Home
- インテル® UHD グラフィックス (CPUに内蔵)
- 8GB DDR4 SO-DIMM (PC4-21300、8GBx1)
- 256GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
mouse X4-i5-A
最後にマウスのパソコンです。こちらもBTOショップらしくカスタマイズができたので、推奨スペックに近づけました。が、オフィス系ソフトをなくして値段を下げることができないという点は残念でした。スペックは以下の通りです。
- 値段 : ¥120,670(税込)
- インテル(R) Core(TM) i5-10210U プロセッサー ( 4コア / 8スレッド / 1.60GHz [ 最大4.20GHz ] / 6MBキャッシュ )
- Windows 10 Home 64ビット
- インテル UHD グラフィックス
- 16GB メモリ [ 16GB×1 ( PC4-21300 / DDR4-2666 ) ]
- 256GB SSD ( M.2 SATA3 接続 )
このパソコンは512GBのストレージに変更すると6,200円から10,200円程度の追加出費になるので、ドスパラと比較すると少し高いなと感じました(小並感)。
まとめ
あくまでこれを書いてる時点で、かなり大雑把に調べた結果なので、買う場合はしっかりと調べたうえで、あくまでこれは参考程度にしてください。Dellのパソコンが多いのは、検索がしやすかった、似たようなスペックが色々あったというような理由からです。もし、これが参考になった人がいるのであればよかったです。終わります。
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