楽に背景が描きたい
背景って必要?
漫画の背景って、なくても心の目で見えますが、あった方がわかりやすいし綺麗だと思います。
漫画描いていると、私は状況もキャラの心情もわかるし背景は描きなれてないし〆切も近いし…と後回しにしがちな背景作画、でも描いた方が納得できるものになるのでどんどん入れていきたいところです。
覚え書き程度に、私が背景描くときに使う方法をいくつか書いていくので、気になった人は見て行ってください!
今回使うのはクリップスタジオですが、別のお絵かきソフトでも一部似た機能があると思います。
便利機能で作画
自前で写真を用意したので、これを漫画風に仕上げていきます。
ファイル>読み込み>画像
– ライン抽出
画像の青く囲ってあるところを押すとこうなります。
かなり時短です。
影を黒やグレーで塗っているように見えます。
物の境界線を黒い太線で描いてくれます。
黒ベタにする濃度や境界線の検出感度など調整できるので、好みに近づけたりもできます。
– トーン
トーン使って作画しているならこれが馴染みます。
– 減色表示
ほかにもいくつか抽出の仕方があり、タブから選択できます。
自作する
ソフトの機能は使いつつ、自分でペン入れしていきます。
– トレース
レイヤーの濃度を薄くして、上からペンや定規で描いていきます。
勉強になりますし、納得がいくものが作りやすいです。
描いてみて思ったのが、こういった細かくて広い画像をトレースするのは、初めのうちはどこをどこまで描けばいいのか自分の中に基準がないのでお勧めしません…。
うまく取捨選択できて、ある程度定規や変形ツールに慣れてきてからの方が、投げ出しにくくてよいです。
– 写真は参考程度にする
パースだけ用意して、あたりをつけたり想像したり…写真を好きに解釈して描きます。
私は家の一角、手元、足元など、物が少ない画角のときは、資料を少し用意して心の目で写し出すこともあります。
パースの作り方は
⑤>パース定規>ツールプロパティの処理内容>消失点の追加
もしパース定規の通りにまっすぐ線が引けないとき
①>②>パースを選択>③を押して線の色を緑→紫に>④をオン
その他
ここまでだと実際の写真を加工していましたが、欲しいシーンの写真が都合よく出てくる例は少ないです。
〆切など時間に追われていたら、もうトーン削りブラシとか漫画背景素材の集中線とかほわほわとか、とにかく素材を突っ込むと早いです。
もし時間があるなら、cad使って家とかモデリングしてから、それをもとに背景作画もできます。
この2つはシーンの好みによっても変えます、なんなら白背景もありだと思います。
あとは、知り合いに背景だけ頼む人もよく見かけます。
あとがき
これAIで出力したらどうなるか気になったので、copainterに入れてみました。
写真背景変換
線画
線画の方はプロンプトを入れてないお任せ状態ですが、全然違うものが出てきて驚きました。
プロンプトいじったり写真を変えたりして遊べそうです。
自分が見たいだけの漫画なら背景なくとも、なんならネーム~下書きくらいの段階で満足しちゃいますが、web投稿や即売会に持ち込むなどするとなると、クオリティの下限上限が気になり始めます。
これは少し手抜きすぎでは?ここもっと表現の仕方工夫できそうだな?と思うことがあり、最近は背景を入れて見た目の説得力を増したい欲があります。
私が漫画描き始めたころは無機物なんて描けるわけないが?となっていましたが、クリスタの機能におんぶにだっこでなんとかなっています。
安心です。
他にも書きたいことが浮かんだらまた書きに来ます。
それでは。
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