【芝浦生協PC2023】生協でPC買うのってどうなの?
生協の方に見られてるらしいけど今年も書きます
こんにちは、生協PCを見直しつつあるこてつです。この生協PCについて書き始めて早3回目となりました。
以前の記事は
この2つなのですが、とある生協関係者から目をつけられているらしいという話が…
まあ、大学に怒られたわけでもないので今年も正直にな個人の感想を書いていくわけなのですが、今回はどこで買うのが最適かについてをメインに据えて書いていこうと思います。パソコンに詳しい人、詳しくない人、さまざまいる中でそれぞれが最適な選択が行えるのが最も良いので、これを読めば大丈夫だよと言えるようなものを目指していくので是非読んでってください。
ちなみに、余談も長いので適度に読み飛ばすくらいがちょうどいいかもなと思います。
パソコンの買い方
芝浦工業大学に入学する人がパソコンを手に入れる手段は主に
- 生協で買う
- 家電量販店などの実店舗で買う
- ネットで買う
というような選択肢があると思います。人から貰う、家族のおさがりという可能性もありますが、今回のお話からずれてしまうので割愛します。
それぞれにメリット・デメリット、選択をするべき人・しない方が良い人がいると考えているので、順に説明していこうと思います。
基本的にメリット・デメリット、買うべき人・買うべきでない人を書いているので、要点が気になる方はそこだけを読んでください。
1. 生協で買う場合
まずは、生協で買う場合についてです。
今年の生協PCは昨年(189,800円)よりも高く23万程度という話でした(正確な情報を現在入手できていないので間違ってるかも)。
余談ではありますが、大学の研究室には20万の壁というものがあり、その値段を超えてしまうと大学の試算になってしまい管理が非常にめんどくさくなってしまいます。企業などでも20万の壁を気にしないといけないような方もいるかもしれませんが、それと多分同種の物かと思われます。そのため、昨年度のLet’s noteは非常に教授からも人気が高く、多く購入されたようです。ちなみにうちの研究室にも何台かあります。
そんなLet’s noteですが、メリット・デメリットがあります。
メリット
- 頑丈
- 安定した排熱
- 大学指定のスペックは守れているのが確定
- 大学でもらえる余計なものがついてこない
デメリット
- 同スペックのものと比較した時に値段が高い
以上がメリット・デメリットなのですが、デメリットの値段が高いという点に関しては、正直な話一般向けのLet’s noteのほぼ同モデルと思われる製品が378,400円ということを考えると20万円台で買えるのは安いとも言えます。
予想スペック
残念なことに、購入ページまで行かないと見れない仕様に変更されてしまったようなので、多分これなはずというスペックを記載しておきます。確認でき次第修正します。購入する際は製品ページをしっかりと確認してください。
- CPU : Core i7-1270P
- RAM : 16GB
- ROM : 512GB
- 液晶 : 14.0型 QHD 2160×1440 (3:2)
- バッテリー : 最大約17時間
Let’s noteの値段が高い理由に関しては昨年の記事に詳しく書いたので、そちらをご覧ください。
ここで、ふと「でも、昨年より高いんでしょ?」と感じた方もいるかもしれません。値段が高くなったのは何故かというと、「性能が上げるためにコストがかかってるから」です。パソコンパーツというのは年々価格が上がっていて、通常のパソコンでも昔は一番良い性能のCPU(パソコンの頭脳)で発売時27,800円でした(Core i7-2700K)。しかし現在はそんな価格では中間グレードすら(Core i5-13600Kが2023年1月末時点で45,945円)購入することができません。最高性能を求めるとさらに値段が跳ね上がり114,800円(Core i9-13900KS)します。間違ってはいけないのは、これはパソコンのパーツであり、他に色々購入しなければこの値段を出しても鉄の塊でしかないということです。このクラスのパーツに見合ったパソコンを組むには、最低でもおおよそ60万以上は覚悟しないといけません…(一部配信者とかが使ってるはず)
さらに、Let’s noteの頑丈さに関しては非常に信頼がおける話があり、逆に一昨年の記事を書いた際に販売されていたDellのPCは故障が非常に多く、1年で大量の故障が来た挙句、Dell側から修理間に合わないから商品を渡しておいてくれという話があったとかなかったとかの中、Let’s noteはちゃんとした故障は1年間で0件(正確にはペンを挟んでディスプレイが割れたとかはあったらしい?)のでホントに通常利用では壊れにくいです。
ちなみに、一昨年Dellのパソコンを販売した理由に関しても、他が値段等がだめだめで選択肢がなかったということでしょうがなかったようです。Panasonicの営業さんが頑張った結果今の生協があるとかないとか….?(これ言っていいのかな)
そして、地味に大きいのが「余計なものが付いてこない」点だと思っています。
大学にいる間は最低4年あるわけなのですが、その間にWordやExcelなどMicrosoft officeを使う機会が学科にもよりますが基本的には多いです。しかし、大学で契約しているMicrosoft 365のおかげで購入する必要がありません。もし卒業後に必要なのであれば、その時に365の契約更新、またはその時の最新の製品版を買うのが最も好ましいと思います。会社によっては会社で契約している場合もありますし、仕事で使う場合は経費にならないとおかしいですし。
買うべき人
ということで、まとめです。以下の人には生協PCをお勧めします。
- パソコンに詳しくない
- Let’s noteが欲しい(弟(他大)の分等もオッケーらしい?)
- (パソコンを投げる(物理)のが趣味)
- (マンション等から落下させて耐久テストがしてみたい)
というような人になっています。パソコンに詳しくないというのは、少なくとも余談のパソコンのくだりで何を言ってるのかさっぱりだったという人を含んでいます。デスクトップに詳しくともノートパソコンはまた特殊なパーツだったりしてわからない人も多いので、それも含めてある意味「壊れない安心とパソコンの勉強をしないでよい」という点にお金を使ってるという感覚で購入するのはよい選択肢だと思います。少なくともLet’s note以前のPC(富士通とかDell時代のもの)だったら間違っても進めてはいませんが。
2. 家電量販店などの実店舗で買う
買うべき人
これに関しては、さっさと買うべき人から書いていきます。
- なし
以上です。次に理由を書いていこうと思います。
まずは、メリット・デメリットからです。
メリット
- 家電量販店等のお店のポイント等がつく
デメリット
- 余計なものを押し付けてこようとする
- 結局サイトから注文してる場合も多い
- 色々ならんでいるが、玉石混交すぎるうえに平然と高い値段で古いものまである
- 大学で困らないかスペックを見定める必要がある
というような感じです。
まずはメリットなのですが、これは家電量販店のヘビーユーザーやポイント大好きという方には大きいかもしれません。そのために頑張っているなどの要素があれば決して否定はしませんがおすすめはしません。
デメリットに関しては非常に沢山あります。まず1つ目に余計なものを押し付けようとしてくる点です。先ほどの生協の方で述べたようにMicrosoft officeは購入する必要がありません。また、ウイルス対策ソフトもWindows Defenderで十分と言われています。また、ウイルス対策に関しては特に情報系の学生でプログラムを独学で勉強しようとしたときに邪魔をしてくるだけの厄介な存在です。基本的には「怪しいファイルは実行しない」を徹底していればウイルス対策は問題ないです。怪しいファイルも平気で動かしてる自分も現状問題ないので、、、ちなみに、経験としてウイルス〇スターを買っていた経験からのプログラムの邪魔という発言なのでエアプではないです。邪魔でした。大学もウイルス対策ソフトの契約を終了し、Windows Defenderの利用を推奨しているので問題ありません。いわゆるデファクトスタンダードです。
次に「結局サイトから注文してる場合も多い」ということですが、オンライン販売しているメーカーなどのパソコンを購入する際には店員さんが操作を行ったうえで、個人情報などをその場で入力し購入するというパターンなどもあります。だったら、ネットで買えばいいのでお勧めしません。
「色々ならんでいるが、玉石混交すぎるうえに平然と高い値段で古いものまである」に関しては、1年前、2年前のパソコンが平然とほんの少しだけ安い値段で並んでいたりなどしているので、そこそこ知識がないと変なものを購入させられます。買わされた挙句スペック低すぎて大変な目に合ってる子を見ました。スペックに第〇〇世代という記載がないもの、Core i7のような型番のないものは大抵ゴミカスです。今年で言えば11世代がまあまあ現役、12世代を購入が安パイといったところでしょうか?また、OSはWindowsでないと芝浦では大変なのですが、MacやChrome bookを購入してしまう原因にもなるのでお勧めしません。そういう人は先ほども書きましたが生協で買いましょう。
3. ネットで買う場合
さて、長くなってきてしまいましたが、ここまで読んでいる方はいるのでしょうか?
最後にネットでの購入についてですが、メリット・デメリットは次のようになります。
メリット
- 値段が安く抑えられる
- カスタマイズできるモデルもある
- Ryzenもいっぱいある
デメリット
- そこそこ知識がないと変なものを買ってしまう
- メーカーによってはちょっとページが見にくい
- 購入時にわざわざ自分で登録しないといけない
まずは、「値段が安く抑えられる」という点ですが、これは絶対的にそうです。というのも、基本の保証が大体どのメーカーも1年であることから、保証にかかる代金が削られている場合が多いです。また、保証を付けることもできますし、それでも生協のものより安いことも普通にあると思います。
さらに、生協のパソコンは毎年だいたい最新のCore i7というハイエンドのCPUを積むのですが(現在だとノート用は第12世代が最新)、スペック的にはi5やi3で十分という場合も多いです(大学生で買うならi5はあった方がいいかもしれない)。そういった面では選択肢も多いというのはメリットになりえると思います。また、人によってはそのパソコンしか買ってもらえないが、FPSゲームがやりたいという場合もあると思います(その用途はデスクトップの方がいいけど)。そういったニーズにも応えられるのでそういった人には非常にお勧めできます。しかし、家電量販店と似ている点として、知識がないと変なものを買ってしまうかもしれないというのがあるので、しっかりと詳しい人に聞くか、勉強をしたうえで買いましょう。
ちなみに、こういった基本が1年保証のメーカーの場合はおおよそ2年や3年程度で新しいものを買うという選択を取る人も多くいます。自分はDellの製品を全くお勧めしていない家電量販店で購入して使っているのですが、3年生になるまでに2回ほど本体の完全交換を行いました。保証に入っていたのでできましたが、正直もう修理したところでスペックが追い付いておらず、最近は一切触っていません。電池もへたるのでおおよそ大学時代に2台買うくらいがちょうどいいと思います。
そういった点も考えて購入することをお勧めします。
次に「Ryzenがある」ということについてですが、現状のノートPCはRyzenの方が安い傾向にあります。デスクトップではそうではなくなりつつあるのですが…
そういった点からメリットと考えます。そうではなくなった瞬間にメリットではないです。むしろ、日本メーカーのニッチな製品でバグが起こったりがあるとか聞いたことがあるのでデメリットになります。一般的にはそういったことは限りなくないので気にする必要はありませんが。
おおよそデメリットについても触れたと思う上に共感する場合は共感するというような話なので、これ以上は触れません。
買うべき人
ということで、買うべき人は次のような人です。
- パソコンに今どうしてもお金をかけたくない
- スペックにこだわりがある
- AMD信者(Intel最高!)
- (ちょっとパソコンのスペック詳しくなりたい)
以上の人はネットで購入するのがおすすめです。
余談その1 : Mac bookがおすすめでない理由
自分は最近M2 Mac book Airを購入したのですが、使ってみて快適なのでプログラムを書く人間としてはいいものだなと感じてたりします。AI系ではあまり使えないので結局違うパソコンを使ってる時間の方が長いのですが…
というように、Appleの製品は悪くはありません。東工大、東大、慶応などの上位大学では生協でMac bookが売っていたり、標準のパソコンがMacという大学もそう少なくはないはずです。ジョブズさんが最初にMacintoshを普及させようとした業界が大学だったという話もあるので。
結論 : 大学がMicrosoftとずぶずぶだから
さて、そんな素晴らしい製品であるMac bookを生協含めお勧めしていないのは「大学が推奨していないから」です。それ以上でもそれ以下でもないです。大学のシステムがWindowsなので、授業がWindows前提なので、それらを対処できない場合は単位が取得できません(正確には大学のパソコン使えって言われるだけらしいが)。
そもそも大学生がパソコンを買う理由はスタバでかっこつける為ではないので、大学で必要とされるパソコンを買いましょう。
余談その2 : ゲーミングノートはあり?
巷にはゲーミングノートと呼ばれるゲームもできるノートパソコンがあります。
実際、大学内にも使っている人はいるのですが、やはり全力使用時の電力消費が多いので、所謂ノートパソコンとしての利用がしにくいです。もちろん重たいので持ち運びが大変、ハイスペックが要求されるので値段も高いという点もあります。そのため、個人的にはゲームや深層学習などのためにパソコンを欲している場合は、デスクトップのパソコンを買うことをお勧めします(購入目的もそれぞれ違うこともあり、部員間ですら意見は割れますが)。
余談その3 : こてつってどんな人
ここまで読んでくれてる方はそうそういないと思うので、軽く自己紹介をしておきます。謎の人が書いたものを信用しろというのもおかしい話なので。
- 学科/学年 : 数理科学科4年
- よく使うプログラム言語 : Python(主に研究)、JAVA
- 研究室 : 電子情報システム学科の研究室(他学科の研究室に行ける制度を利用)
- 趣味 : AI開発や利用、自作PC、秋葉原でジャンクPCパーツ漁り
最近やったこと
最近、音声認識のAIで高性能なものが大きく二つほど公開されたのですが、それを利用したリアルタイムPC音声文字起こしシステムをそれぞれ作成しました。
使用用途としては、主に会議などでボケっとしてた時におおよそ話してた内容がわかると助かるなという場面を想定しています。教授にバレたら多分怒られますが、よくボケーっとしてしまうので、自分が研究室ミーティングに参加する際にはお世話になってます。
一応オープンソースにしたのですが、初めてなのでライセンスなどがちゃんとできてるかは不安です…別で記事にしようかなとも考えてます。
一応リンクは以下です。
Whisper版
GitHub – Kotetsu0000/WhisperAutoTranscriber: Whisper(OpenAI)を利用したPC音声の文字起こしツール
ReazonSpeech版
他にはとあるお世話になっている数理科学科の教授からの依頼で本の管理ツール(図書館の検索システムを非常に簡易的にしたもの)などを簡単に開発していたりします(最近卒論忙しくて放置気味だけど、、、)。
前々から作ってたオセロAIもそろそろちゃんと強いのを作ろうかなと考えてたりするので、春休みはやることがいっぱいになりそうです。
おわりに
ということで、余談がいっぱいでしたが参考になった方が一人でもいればうれしいです。前2回と比べて早い段階でのこの記事投稿になった理由は、3末だと買ってる人も多く参考にならないよと知り合いの元生協のパソコンに詳しい人から教えてもらったからです。今年の記事は生協に媚びず、しかしちゃんと事実も伝えるというちょうどいい塩梅になったかなーと思っているので、ほんとに参考になってたらうれしく思います。せっかくコメント機能があるので、参考になってたら一言くれたりするとうれしいです。
ここまで読むので十分疲れたという方も多いかもしれませんが、他の記事もよかったら読んでってください!
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