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進捗報告のすゝめ @ゲーム制作

ゲームの完成、長すぎ問題

たここはよく思っています。
「ゲーム制作、完成までにするべきこと多すぎでは?」

やることを挙げてみると、
・企画を考える
・シナリオを練る
・イラストを描く
・BGMとSEを用意する
・プログラミングする
・デバッグしまくる
・宣伝用の動画や説明文を作成する
などがあります。多い。

たくさんの作業を終わらせて、ようやく完成!満を持して公開!お疲れ自分!よくここまで頑張った!と満足…

するのもつかの間、「遊び方が分からない」「ゲームが急に固まる」なんて報告を頂いては、チュートリアルを追加したり、バグを直したり…終わらない作業!

上のような理由から、個人開発のゲームは完成までに短くて数週間、長くて数年かかります。このことが、完成しないゲームが生まれる大きな原因の1つだと、たここは考えています。

長続きするとゲームは完成しないことが多い

ゲーム制作が思っていた以上に長続きすると、今作っているゲームへの熱意が冷めてしまったり、他のゲームを作りたくなってきたりします。または、まったく別のことに興味が向いたり、完全に忘れられたり。

ただし、良くも悪くも個人開発なので、完成まで頑張るも頑張らないも個人の自由です。制作を諦めても、文句や悪口を言われることはありませんし、誰かを悲しい気持ちにさせることはありません。Cドライブに使うことのなくなったフォルダが1つ増えるだけです。

つまるところ、個人開発において、ゲームが遊べる形になるかは、開発者のゲーム作りへのモチベーション(やる気)に依るということです!

ゲーム制作はやる気がすべて?!

完成に向けたスケジュールを立てたとて、実行できるかはモチベ次第です。技術的な壁に当たったとて、解決策を探せるかどうかもモチベによります。時間が無いのであれば、時間を無くしている原因の予定をキャンセルできるだけのモチベを用意すればOKですね。

ゲームが完成しない理由は、すべてモチベの有無で説明できると思います。対戦ありがとうございました。

本題のはじまり

…というのはさすがに暴論だと思いますが、責任の負うことのない個人開発において、モチベーションの維持はけっこう大事な話だと思います。

それでは、個人ゲーム開発者は、どのようにしてモチベーションを維持しているのでしょうか?ここでは、計5つのゲームをボツにしてきた個人ゲーム開発者たここが、6つのゲーム制作を完成できた理由を話していこうと思います。前置きが長いな。

進捗報告をしよう!

たここがモチベーション維持のために取り組んでいることは1つだけです。それは、「進捗報告をする」ことです。実際に、現在制作中のクレーンゲームのXでの進捗報告を見てみます。

これは、コントローラに使うジョイスティックを手に入れた時の進捗報告

これは、はんだ付けをして自作コントローラが完成した時の進捗報告

これは、実際に動かせるクレーンゲームがUnityで完成した時の進捗報告

こんな感じでゲーム制作の進捗報告をすることは、色々なメリットがあるとたここは考えています。

いい所①:モチベーションが維持できる

感想を貰えた時ほど、ゲーム開発者にとって嬉しいことはありませんよね。しかし、ゲームというものは遊べるようになった時にのみ感想を貰うことができます。前述したように、ゲームの完成までには途方もない時間がかかります。それまで、あの長い長い作業を1人で黙々とこなしていくなんて、ゲーム開発マシーンでない限り厳しいと思うのです。

そこで出てくるのが進捗報告。ゲーム制作の経過を一部公開することによって、「なんか面白そう!」と、遊ばれずともゲームの感想を少しだけ貰うことができます。それを見た開発者は嬉しくなって、「期待に応えられるよう頑張ろう!」と、やる気が湧き上がってくるわけです。

いい所②:広報になる

悲しいかな、ゲームというものは、その面白さに比例して遊ばれる回数が増えるわけではありません。言いかえると、どんなに面白いゲームでも存在を知られなければ遊んでもらえない、ということです。

やっぱり、「頑張って作ったゲームなんだから、できるだけ多くの人に遊んでほしい」と思いますよね?ゲーム開発者の思考回路として普通のことだと思います。

そこで出てくるのが進捗報告。数週間から数ヶ月間、継続して進捗をネットに公開することによって、必然的に人の目に触れる機会が多くなります。中には「完成するのが楽しみ!」と、進捗を最後まで追ってくれる方もいます。進捗報告は将来のプレイヤーを確実に増やし、公開した時の反響をより大きくしてくれます。

いい所③:記録になる

ゲーム制作の過程を報告することは、ゲームを完成へと近づけること以外に、記録としても役に立ちます

まず、進捗報告は、次に作るゲームの反省点もかねて記録できます。一度ゲームを作ると、非効率な作業や、改善すべき箇所がたくさんあったことに気が付きます。こまめに進捗報告をしておくと、ゲーム完成までに辿った道が後から見ても鮮明に分かるので、今後ゲームを作るときの参考資料として重宝します。

次に、自身の活動を表すものとして進捗報告を使うことができます。個人ゲーム開発者としての活動内容を、誰かに説明しなくてはいけないときがたまにあります。その際に、「詳しくは進捗報告を見てください」と言えば、普段何をしている人なのかが一目で分かるため、時短になります。進捗報告を見せられない場合でも、普段の活動をアウトプットしていると、説明がスラスラと口から出てくるので便利です。

終わりに

「モチベが上がる」「広報になる」「記録になる」
進捗報告をすることのメリットを3つ紹介しました。今回は個人ゲーム開発に焦点を当てて、進捗報告の良いところを紹介しましたが、他の色々なことに当てはめられる汎用性の高いものだと思っています。何より、自分のためになるだけでなく、誰かのエンタメや応援の対象にもなるので、たこことしてはもっと進捗報告が世の中に増えてほしいな~と思っています。

「いつも飽きっぽくて、何も継続できない…」と悩んでいる方は、進捗報告をしてみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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